避妊・去勢手術

犬や猫の成長は思っている以上に早いものです。
子供だと思っていたのに(固体差はありますが)早ければ生後6ヶ月前後を過ぎると性行動が見られるようになります。性行動そのものは正常な事ですが、人と一緒に暮らしていく上では困った問題を引き起こしてしまう事もあります。
望まない妊娠や将来の病気の予防の為にも去勢・避妊手術を受けられる事をお勧めします。

去勢・避妊手術の良い点・・・

【猫】オス…・尿のマーキングが減る
・オス猫特有の尿のにおいの減少
・放浪・逃走の防止(それに伴うケンカによる怪我・事故などの回避)
・性格が穏やかになる
 メス…・望まない妊娠を防ぐ
・乳腺腫瘍や子宮、卵巣の病気の予防
・発情期が無くなる(発情期の鳴き声・マーキング)

去勢・避妊手術の悪い点・・・

・全身麻酔が必要
・麻酔リスク軽減のために、術前の血液検査(肝機能、腎機能の評価)
・痛みを伴う(はず)
・術後の感染症(誤嚥性肺炎など)
・肥満になりやすい。
・膀胱炎(雌)
・健康な体にメスをいれる、臓器を取り出す事に対する倫理的・宗教的価値観痛みについては、激烈な…という程の事はありません。麻酔プロトコールは病院によって異なりますが、通常鎮痛剤も併用します(もちろん当院も)ので、歩いて帰れる程度のものです。