「なんか調子がおかしいな?とりあえず病院にいってみようか。」
そんな時、まず来て頂ける病院をつくっていきたいと思います。
当院では地域の皆さんに可能な限りの獣医療を提供していきたいと考えています。一般的な問診・触診や聴診の上、必要と思われる初期の検査について、『なぜ必要なのか』や『その検査にかかる費用』といった事を説明させてもらった上で、実施していきたいと思っております。
実際に来院していただく患者さんのうち、ほとんどのケースは、当院での診察・検査・処置・手術でカバーできてはいます。しかしながら、ごく少数の患者さんにおいて、いわゆる難病を疑うケースが存在します。近年は、医療技術が向上するにつれて、人間医療同様、動物医療も分業化され専門分野化(例えば整形外科、消化器内科、内分泌科、眼科など)されてきています。その中で私
は、再生医療分野について専門的な事を学び博士号を取得しました。再生医療の対象になると考えられる疾患(難治性の麻痺、炎症性疾患)については、当院内での完結を目標といたしますが、その他の専門分野については、近隣の専門病院と連携して検査治療の完了を目指しています。
例えば、『CT(レントゲンのすごいやつ)写真を撮って診断、治療する』という、人では一般的な検査治療に何人の専門家が必要でしょうか?
もちろん、すべての分野に精通している事が望ましいと思いますが、実際には、
『CT写真を撮る検査技師(機械を動かす人)』
『撮った写真から病気を見つけ出す(読影する)医師』
『見つけ出した病気を治療する医師』
さらには、見つけ出した病気が、
『脳の腫瘍なら脳外科』
『取り出せない腫瘍なら腫瘍内科もしくは放射線科』
『骨折なら整形外科』
『心臓の病気なら心臓外科』
それぞれの、専門医による治療が必要かと思います。
それらすべてに最先端の領域があり、莫大な知識が必要です。知識が不足していれば、『写真は撮れたけど病気を見つけ出せない』とか『機械はあるけど、写真が上手に撮れないから診断できない』といった困難に直面します。
また診断や治療のための特殊な医療機器(例えばCTやMRI)は、設備を置く場所や機器を操作する技師、写真を読み取る専門家が必要ですが。しかしながら現在のところ、当院ですべての分野の最先端医療技術や情報をカバーする事は、残念ながら不可能です。そこで当院では、診察の結果、より専門的な検査・対処が必要と判断した場合には、飼い主さんと相談の上、疑われる病気に
あった専門病院への紹介を提案していきたいと考えています。もちろん適切な専門病院を責任もって紹介させていただくため、学会や書籍から確かで新しい医療技術・知識の向上に取り組んでおります。(知識がなければご紹介もできませんので。)
ほとんど多くのケースは、当院での診察・検査・処置・手術でカバーできてはいます。しかしながら、ごく少数の患者さんにおいて、いわゆる難病を疑うケースが存在します。その場合、なんでもかんでも、すべて当院で抱え込んで治療するのではなく、『まずは相談しに行ってみる病院』として、地域の皆さんに利用してもらい、そして場合によって(難病の場合に)は、関西および日本
全国に点在する専門病院への窓口なのだと、考えて診察させていただくつもりです。
同じ病気の予防や治療でも、その子の体調、性格、生活環境などに合わせてよりよい方法を考えていきたいと思っています。小さな心配ごとや不安、質問などでもお気軽に来院してください。
≪当院の特色≫
当院では、幹細胞を用いた細胞治療とレーザーによる腫瘍治療を行っております。
幹細胞を用いた細胞治療(いわゆる再生医療)は、難治性の麻痺(脊椎ヘルニアや梗塞)や、炎症性疾患(口内炎や関節炎や腸炎等)、ドライアイ等が主な対象になりますが、日本獣医再生医療学会のガイドラインに基づき、「従来の治療法が利用できない」「従来の治療では効果がみとめられなかった」、ないしは、「期待した程の効果が得られなかった場合」に実施されます。
また、当院では高出力のレーザー装置を用いて、全身麻酔を行わない状態で、腫瘤の除去治療を行っております。あまりに大きなものは不可能ですが、一定の大きさと場所の腫瘤に対して実施可能です。「全身麻酔をかけられないが、できものをどうにかしてほしい。」「小さいできものを処理したいが、全身麻酔をかけたくない・・・」等の場合、基本日帰り手術で実施可能です。
お困りの状態が、細胞治療やレーザー治療の対象になるかどうかは、各症例毎に判断させていただく必要があります。細胞治療をご希望される場合は、まず一度、病院までお問い合わせください。
高出力レーザー装置による、腫瘤の焼絡(局所麻酔のみ)
単純切除が難しい場所でも、腫瘤の縮小が期待できます。
処置前
処置後
休診日:木曜日、祝日、日曜日午後
住所:大阪府枚方市長尾元町2丁目13-31 [ Map ]
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逃走および喧嘩による事故を防ぐため、猫は洗濯ネットに入れて、犬はリードをつけてご来院ください。