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フィラリア症 - いろは動物病院

フィラリア症

フィラリア症とは?

蚊の吸血により、そうめん状の犬糸状虫(フィラリア)が心臓(右心室)や肺動脈に寄生して循環障害が起こり、様々な症状が出て死に至る事のある病気です。

フィラリアの感染経路

症状は?

食欲減少
痩せてくる
咳をする
散歩(運動)を嫌がる
貧血(粘膜が白い)
腹水(痩せているのに腹部だけ太い)
血尿             …等

検査方法は?

主に血液検査を行います。

抗原検査…メスのフィラリアが分泌する蛋白(抗原)が検出されるか調べます。
※オスだけの感染・フィラリア自体が未成熟な場合等は陰性となる場合があります。
直接法…血液を直接顕微鏡で検査し、ミクロフィラリアがいないか調べます。
その他…フィラリアの予防歴・飼育環境・身体的所見等を考慮して診断します。

フィラリア予防薬とは?

[予防薬]と呼ばれていますが、体に入った感染子虫を退治する[駆虫薬]です。(下の図を参考)

蚊がいなくなる時期 + 1ヶ月後まで投薬
[最後のお薬がとても大切!!]

前年のお薬が余っていても、次の年に検査をせずに使用するのは大変危険です。フィラリアに感染していた場合、
お薬でショック死する事があるのでお薬は必ず血液検査を受けてから飲ませましょう。

フィラリア症は予防できる病気です!!

フィラリア症に一度なってしまうと心臓に寄生したフィラリアの寿命(3~4年)が尽きるのを待つしかありません。

4月末~11月末(遅れて開始したら5月初旬~12月初旬)まで毎月のお薬でしっかり予防しましょう!!